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「LongWrongWayRound」パート2

さて、パート2です。

こちらはライディングサポートの記事がメインになります。


パート1で書いたように、Kさんはオフロード超初心者・・・というか、バイクそのものに乗ることが苦手。

これは前回、相模川で一緒に走った時に分かっていました。


この状態でオフロードに行っても、走るのがやっとで何も覚えることはできない。

すなわち、オフロードでのライディングアドバイスでは得られるものが少ない。

と、考えたわけです。


まずは、いつもの座学。

Kさんの場合は、それも更に遡り、バイクの取り回しや押し歩きから。

教習所では教えてくれない、バイク屋やオフロードライダーの裏ワザ?を覚えてもらいました。


次に、このDRSアドバイステキスト通りに基本フォームの修得。

アドバイス前
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アドバイス後
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もうぜんぜん違いますよね。

まだ力を入れる場所を体が覚えていないので、肩に力が入ってしまっていたり、背中が反ってしまったりしていますが、これだけ見れば上手くて速い人みたいです(笑


で、

ここまでは以前とそうは変わりません。

ここからが「ちょっと変わったこと」です。


それは・・・

なんと、自転車教習(笑

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ライテクメモを読んでいる方ならご存知だと思いますが、「自転車もバイクも同じ二輪なんだから共通したものがあるはず」という考え方を具体化したものです。


ここから、ライテクメモに書いたことを引用。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

バイクと自転車
2009年01月14日(水)01:52 管理人ghost

この数日、何となく考えていたこと。

それは自転車の乗り方。


別に競技性の強い物ではなく、普通のママチャリ。

これに乗る時に、無意識にしている動作を考えていた。


バイクと自転車は、エンジン付きと無しの違いはあれど、同じ2輪。

そこには必ず共通するものがある。


ここで思いついたのはコーナリング。

自転車で街角を曲がる時、誰でも意識せずにしている動作。


お尻を引いてアウト側にずらし、イン側のハンドルとペダルを押し、車体をバンクさせて曲がる。

(この時に重要なのがペダルの位置。イン側のペダルが後ろにきているはず。「イン側の足を引く=アウト側の足が前に出る」から行きたい方向に体全体が向く)


乗っている本人も意識していないし、傍から見てもわからないぐらいのわずかな動きだが、みなそれを確実にやっている。

それをしないと上手く曲がれないからだ。


これをオフロードバイクに当て嵌めてみる。

機械の構造と路面の違いはあれど、セオリーは全く同じ。



これを今日のMコースオールスタンディング耐久の時に試してみた。

とにかくイン側の足を引くことだけに集中する。


他には何も意識せずとも、それだけでスイっと曲がれる。


気づいてみれば、「外足を前に出す」のも「内足を後ろに引く」のも動作的に同じこと。

自転車に乗る時には自然にしていることがバイクに乗ると出来なくなる。


不思議なものだ(^_^;)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

引用終わり。



シッティングでターンする時。

よく「イン側の足を前に出す」って言いますよね。


それを実践している、そこの貴方。

それこそが、曲がれない原因です。


疑うなら、実際にやってみて下さい。

その辺のママチャリで構わないですから。


イン側のペダルを後ろに引く=イン側の足を後ろに引く

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イン側のペダルを前に出す=イン側の足を前に出す

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この2パターン。


やってみると分かりますけど、イン側の足を前に出すと、それだけで体がアウト側を向いてしまうんです。

だから、頭だけは行きたい方向を向いているのに、体は明後日の方向を向いているという変なフォーム。


身に覚えのある方は多いんじゃないでしょうか?

気負えば気負うほどバイクがアウトにはらんでいってしまって曲がれない・・・


その原因が、これです。



その他もみんな同じです。


お尻を引いてアウト側にずらすのも

イン側のハンドルとペダルを押すのも

車体を寝かすには必然な動作。


ペダルの動きを止め、惰性でコーナーに入る。

(この方が、直進性が切れ、車体を寝かしやすいからです)

これをバイクに置き換えれば、アクセルを戻した減速状態でコーナーに進入することです。



では、これらのことがバイクに乗ると出来なくなってしまうのは何故か?

それは・・・


足に力が入っていないからです。


自転車は、人間の脚力を動力としている構造上、いついかなる時でも足に力が入っている。

だから、誰でも自然に出来る。


それが、バイクの場合はシートにどっかり座り、足にまったく力を入れずとも走れてしまう。

そのため、曲がるということに必要な動作も出来なくなるのです。


その解決方法は一つ。

シートに座らない!(笑


まあ、それは言い過ぎですが、「いつもシートのスポンジが沈まない程度に腰を浮かせておく」ということですか。

(言い換えれば、「左右に体をスルスルっと移動できるようにステップへ体重を預ける」です)



それと、もう一つ。

自転車は軽くて、バイクは重い。


当たり前ですけど、そのぶん大きな動作が要るし、力も必要。

自転車と同じ動作でも、それを更に意識してやらなければならないということです。


以上が、自転車では出来てもバイクではできないことの理由です。



かなり自転車論が長くなってしまいましたが、まだまだ続きます(^_^;)



自転車教習の後は、これも新機軸のオンロード教習です。

これは以前から考えていたことではあるのですが、「オフロードスクールなのにオンロードを走るのも・・・」といった理由でやってませんでした(^_^;)


ここから脱却したのは、以前のスクールで何人かの生徒さんと接した経験からです。

先に書いた様に、こちらも生徒さんも一生懸命やっているのに得られるものが少ない。


その原因が、

経験が浅い人は、オフロードを走るのがやっとで何も覚えることはできない。

ということに気づいたからです。


そこで、「オフロードスクールなのにオンロードを走るのも・・・」というこだわりを捨てたんですね(^_^;)



ここで、走行中に基本フォームを作ります。

CA360298.jpg

CA360297.jpg


静止状態では出来ることでも、走行中にはできなくなる。

その理由は、走りだせばバイクの操作をしなくてはならなかったり、バランスを取ったり、加減速のGに耐えたりと忙しくなるからです。

それが更にオフロードを走るとなると、いつもバイクや体が振られている状態ですし、グリップが良くないのでタイヤが滑るという悪条件が加わります。


その「オフロードを走る」という悪条件を取り除き、フォームを作ることだけに集中する。

オフロード経験の浅い人は、ここから始めることが必要なんですね。


こちらは、片足を離し、荷重を加えることによってバイクを寝かせることの練習。

CA360300.jpg


ターンの練習

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横の砂利道で、フロントタイヤに加重を掛け、グリップさせる練習。

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そして、最後の締めとして・・・

ウチから5分のお山?でオフロード走行。

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東京ですよ、ここ(笑
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転ぶ練習と引き起こしの練習(笑
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いや~、久しぶりに長かったですね。

これで最後のまとめです(^_^;)


これまで、色々とアドバイスしたり、スクールや練習会をやったりしましたけどね。

その中で学んだのは・・・


フォームやテクニックは、1回じゃ覚え切れない。

だから、私は「練習方法を教えているんだ」ということです。


重要なのは「継続すること」

忘れては思い出して・・・の繰り返し。


それ以外に上達する方法はありません。



Kさんも、長旅の間に走ることに飽きたら、今回のことを思い出して練習してみて下さい。

数万キロ走る間には、かなり上達していることでしょう^^










追記


上記を読み返して、改めて思う。

何が本当に必要なのか?


それは、

「オフロードを走ること」

じゃなくて・・・



「バイクに上手く速く乗れるようになること」

なんだと。

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