モトクロスとエンデューロの違い

先日のファンティック試乗会では、

09’125(お預かりしていた車両)と、10’200レーシングを乗り比べた。


この2台は、フレームと主要部品を共用しているので

基本的な構成や車重は、ほぼ同じ。

(フロントフォークが、125は40mm、200は45mm)

(125はトライアルタイヤ、200はエンデューロタイヤ)



まずは、モトクロスコースで試乗。

路面は、ほぼドライ。


200はサスがしっかりしていて、ジャンプが安心して飛べるし

パワーもあって楽しい。


対して125は、サスが柔らかいし、トラタイヤはよれるし

パワーもなくて楽しくない。



この後、超ロングMコースへ。

雨が降っていたので、路面はヘビーウエット。

濡れた玉石は想像以上に滑る。


200で走ってみるが・・・

タイヤはグリップしないし

サスは硬くて跳ねるし

125よりもパワーのあるエンジンは扱いにくいし

で・・・

1周だけして退散。



無性に125に乗りたくなり

すぐに戻って再スタート。


んん~・・・

いつも通りに楽しく走れる。

で、

そのまま、1時間耐久へ突入。

125に乗り始めてから今迄で、ベストの走りができた。



これには、125に乗り慣れていたということもあるが

問題は、そこではない。


もっと根本的な所にあるもの。

それこそが、モトクロスとエンデューロの違い。



モトクロスでは、サスの硬さやエンジンパワーが重要なファクターとなるが

エンデューロでは、乗りやすさが最も大切なものとなる。


それが、

1周で嫌になるのか、1時間を楽しく走れるのか

という違い。


基本的には同じ車体でも

タイヤ/サスの硬さ/パワーが異なるだけで

それだけの差が出る。



この乗りやすさの究極形が、自分のWR250F。

(注:一般のWRとは別物)

これも同じ様に、モトクロスコースで乗っても楽しくないが

Mコースのようなエンデューロコースでは、他に並ぶものがないほど楽しく走れる。


要は

「乗りやすい=楽しい=速い」

ということ。



ここで犯しやすい間違いが、

自分のレベルを上級者と混同してしまうこと。

根本的に、上級者のマシン選択やセッティングは参考にならない。


極端な例を挙げれば、初心者(オフロードを初めて走る人)と上級者。

初心者が最も楽しく走れるのは、小さくて軽いバイク。

上級者が最も速く走れるのは、最高の性能を持つバイク。


すなわち

その中間である、初級者や中級者にも

「そのレベルに合ったマシン選択やセッティングがある」

ということ。


それを間違うと、上達できないばかりか

楽しいはずのオフロードが、辛く苦しいものになる。




ここに書かれていることは

自分のレベルである、「中級の中」限定の話。


だが、

そこまで達していない人の全てに、当て嵌まることでもある。


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