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アタックの魅力と暗黙のルール

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バイクに乗り始めてから、そろそろ38年が経ちます。

この間に、手元にバイクがない時期はありませんでしたし
オフロードはもちろん、色々なオンロードバイクにも乗りました。

普通のツーリングにも行き、レースに出たりもしましたが
今は、ほぼアタック一本です。


そこで、アタックの魅力についてちょっと考えてみました。


山を初めて走ったのは、もう10年以上前のことになるでしょうか。

その頃は、何も知らず
エンデューロタイヤやノーマルタイヤで、ツルツル路面や木の根に苦労していました。


それが変わったのは、セロー225を手に入れてトライアルタイヤを履かせてからです。

山を走るために作られた、セローの走破性は高く
これに、トラタイヤの組み合わせは自分にとってベストでした。

回数を重ねる内に、道を覚え
バイクもアタック向けにカスタムしていく中で、いつしか先頭を走るようになりました。


バイクで、森や山の中を走るのは楽しいです
コースの様に決められたルートを走るのではなく、自由気ままに走れます。

なので、私にとっては相模川を走る延長線上にアタックがあるのです。

そして、その広さは相模川の比ではなく、まだ走ったことがない道も沢山あります。


更に、コースや相模川よりも難易度が高いです。

基本的に、いつも上ってるか下ってるかですし
他では経験できない、斜度が急で長い坂も多くあります。

バイクを操るという基礎テクニックを養うには、絶好の条件です。


また、これも相模川と同じく安全です。

道が狭く曲がりくねっているので、飛ばすといっても絶対的なスピードは遅いです。
(たぶん、30キロぐらいしか出てないです(笑))

ちょっとアクセルを捻れば100キロ以上出てしまい、
鉄の塊の四輪と一緒に走る一般道よりも、遥かに安全です。


そして、開拓の面白さ。

走るのは、ほとんどが道なき道です。

これは、道を作るという意味ではなく
今は使われなくなった廃道や獣道を探すことです。

この感覚は、アタックというよりも冒険=アドベンチャーです。

家で地図を見て考えを巡らし、実際に行って道を探す
子供の頃に日が暮れるまで野山を駆け回った、あの感覚です。


最後は、バイクを作る楽しさです。

走破性だけを考えれば、トライアルバイクがベストです。
軽くてトルク重視のエンジン特性や、スタンディングしやすいポジションは
正に、山を走るために作られた様なものです。

また、KTMのフリーライドやベータのクロストレーナーなどは
シッティングで走ることも考えられていますし、何よりセロー等のトレールよりも軽いです。

ですが・・・
私が上記の様なバイクに乗らず、セローに拘るのは
カスタムする楽しみがないからです。

一般公道で使われた、廃棄寸前の車体を引き取り
エンジンを載せ替えたり、アタック向けのカスタムを施して再生させる。

私のセロー2台は、そうやって出来ています。


バイクには、色々な楽しみ方があります。

アタックも、その内の一つですが

自由に走れて
比較的に安全で
難易度が高くて
冒険心を満たせられて
バイクカスタムも出来る

これほど、自分の条件に合っているものはありませんでしたし
38年のバイクライフの中で出た、答えでした。


山をバイクで走るという事には、賛否両論あるでしょう。

私有地・ハイキングコース・登山道等を荒らしてしまったり
地元の方に反感を持たれてしまったり・・・

関東では、
そういった理由で、実際に走れなくなってしまった地域もあります。


昔から、山を走る人は少数ながら存在していました。

ですが、そこには暗黙のルールがありました。

山で仕事をしている人や、ハイカーの人から見れば
バイクは邪魔者で、迷惑でしかありません。

その人達に配慮して、
「出来るだけ、目立たず、騒がず、ひっそりと」
というルールがあるのです。

これは、案内する人からされる人へと受け継がれてきたものですが
インターネットの普及により、それを知らない人が増えています。


特に、SNSやヘルメットカメラのデメリットは大きいです。

20台以上の多人数で走り、
ヘルカメで動画を撮って、SNSで一般公開する。

数が多ければ目立ちますし、周りに威圧感を与えます。
また、情報量が多いので一度でも行ったことがあれば場所はわかります。

それを見た、山で仕事をしている人やハイカーの人達は
どう感じるでしょうか?


ただでさえ、邪魔者で迷惑なのに
それをネット上でも見せつけられるわけです。

自分たちにとっては楽しいことですが、
反対に、他人には不快なことなのです。

そう考えれば、自分のしていることの愚かさに気付くと思います。


誤解の無いように書いておきますが、
その楽しさを否定するものではありません。

台数を制限し、
動画は限定公開にして、非公開コミュニティの中で仲間と楽しめば良いのです。

それが大人としての責任であり、配慮という物です。


これも時代ですから、その流れを止めることは出来ないでしょう。

ですが・・・
私が受け継いだ場所だけは、同じ轍を踏ませたくないのです。


そういった意味では、私も表に出ない方が良いのですが
それでは、上記の様な注意喚起も出来ません。

そんな経緯から、さいたまアタックツーリング倶楽部を作りました。


この記事を読んだ方が、少しでも事情を理解して頂けることを望みます。

また、私が走れなくなった後も、誰かがその意志を継いでくれることを切に願いますm(__)m



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